Kawai Projectとは
河合祥一郎が自ら新訳・作・演出を担当し、原文の真の面白さを伝える公演を行います。
2014年4月に『から騒ぎ』を上演して好評を博したのを受け、2016年9月にシェイクスピア没後400年を記念して『まちがいの喜劇』を上演しました。
その後、ベケットの『ゴドーを待ちながら』、新作『ウィルを待ちながら』、『お気に召すまま』を上演し、その業績に対して2019年に第11回小田島雄志・翻訳戯曲賞 特別賞を受賞いたしました。2022年6月には『ウィルを待ちながら』がシビウ国際演劇祭に招聘されました。
河合祥一郎 (かわい しょういちろう)
1960 年生まれ。東京大学教授、元日本シェイクスピア協会会長、新国立劇場運営財団評議員、早川清文学振興財団評議員、放送文化基金賞テレビドラマ番組委員長、新国立劇場演劇研修所・文学座研修所講師、文藝協会会員。
1981年から6年間、早稲田小劇場及び利賀村世界演劇祭の通訳を務める。1989-94, 97-99年の計7年ケンブリッジに留学、1999年ケンブリッジ大学より博士号取得。1997年に東京大学にも別の博士号論文を提出し、日英両方の博士号を得ている。
著書:『シェイクスピア~人生劇場の達人』(中公新書)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)、『謎解き「ハムレット」』(ちくま学芸文庫)、『ハムレットは太っていた!』(白水社、サントリー学芸賞受賞)、『シェイクスピア「ハムレット」』(NHK「100分de名著」ブックス)、『あらすじで読むシェイクスピア』(祥伝社新書)、共著The Cambridge Guide to the Worlds of Shakespeare (CUP), 共著The Routledge Companion to Directors’ Shakespeare (Routledge)、The Routledge Handbook of Shakespeare and Interface (Routledge) ほか多数。角川文庫よりシェイクスピア新訳、『ポー傑作選』、児童文学新訳などを刊行中。光文社古典新訳文庫からは、ソポクレス『オイディプス王』、モーム『人間のしがらみ』(上下)を刊行。
戯曲:『国盗人』、『ANJIN~イングリッシュ・サムライ』(家康と按針)(共同執筆)、『ウィルを待ちながら』、『悪い仲間』、文楽『不破留寿之太夫』、狂言『根日女』